フィナンシェは、アーモンドパウダーとバターの香りで、外はカリッと中はふんわりが特徴の美味しい焼き菓子の定番です。
そんなフィナンシェですが、綺麗に、美味しく焼くために欠かせない「フィナンシェ型」について紹介します。
フィナンシェ型について
フィナンシェには、四角い専用の型があります。その型を使用することで、独特の形状で本格的な味のフィナンシェが焼けます。
フィナンシェの型について知り、美味しいフィナンシェを焼き上げましょう♪
フィナンシェ=金の延べ棒?
フィナンシェは、フランス語で「お金持ち」という意味のある言葉です。
そのためフィナンシェ専用の形は、金の延べ棒のような長方形の形をしています。
また、バターたっぷりの生地を高い温度で焼き上げるため、フィナンシェ作りを始めたばかりのうちは、焼きムラができてしまい思うような仕上がりにならない場合が多いです。
フィナンシェ専用の焼き型を使用することで、綺麗で美味しく本格的なフィナンシェが作れます。
フィナンシェ型の選び方
フィナンシェ型を選ぶ際の基準を把握して、自分に合った製品を選びましょう。
フィナンシェ型の素材について
フィナンシェ型は、多様な素材のものが販売されており、
大きく分けて、
・シリコン
・金属製(アルミ、スチール、ブリキ)
の、2種類に分けられそれぞれ特徴があります。
初心者・たまに作る方にオススメ「シリコン」
シリコン素材のフィナンシェ型は、お手入れがしやすく、柔軟性もあるので初心者の方でも使いやすいです。
食品用のシリコンは、柔軟性があるため、壊れにくく、なんといってもいっても、サビることがありません。収納や洗い方に気を使わなくてもいいのがいいですね。
フィナンシェを作る時には、型にバターを塗るのですが、シリコンの場合は、塗らなくとも問題なく焼き上げる事ができます。焼き上がった後も、型から離れやすく、スムーズに取り出せます。
しかし、他の金属製の方と比較した場合、熱伝導がよくないので、本格的なフィナンシェのようなこんがりとした焼き色がつけづらいです。
手軽に初めてみたい方には、オススメですね。
本格的なフィナンシェを作りたい型にオススメ「金属製」
金属製の焼き型は、熱伝導が良いため本格的な焼き上がりを目指せます。
金属製の中でも、アルミ、スチール素材のものは軽く、サビに強いので非常に扱いやすいです。
ブリキ素材のものは、金属の中でも特に熱伝導が良いため、より本格的な仕上がりになります。
しかし、アルミやスチールに比べてサビやすいため、取扱には注意が必要です。
加工されている金属素材の型は、表面にシリコン加工やフッ素加工が施してあり、この加工のおかげで型外れがよくなり、綺麗な仕上がりになります。
ただし、加工は水や衝撃に弱いため、お取り扱いには注意が必要です。
具体的には、水洗いはNGで、乾燥したタオルで表面の汚れを拭き取るのみ。です。
水洗いできず、湿気によって錆びやすいので型の管理に気を遣わなければいけない点がデメリットです。
私は、しっかりと汚れを拭き取り、キッチンペーパーを巻いてジップロックに保管するようにしています。
ブリキとスチールでも、比べてみると仕上がりが違かったよ!
単体タイプ・天板タイプについて
金属素材のフィナンシェ型には、「単体タイプ」と「天板タイプ」のに種類があります。
「単体タイプ」は、フィナンシェを一つから焼く事ができ、必要な個数だけを焼く事ができます。多く焼き過ぎてしまう事がなくせますね。
また、保管も重ねる事ができるので場所を取らない上、一つから購入できるので数種類の型を購入し試しやすいです。
「天板タイプ」は、一度に大量に焼く事ができます。焼き上がったフィナンシェはすぐにひっくり返して型から出す必要があるのですが、天板で繋がっているのでまとめて取りだせます。
バレンタインなど、たくさん作る場合には「天板タイプ」がオススメです。
フィナンシェの深型について(シャンティーヌ)
おへそ→
フィナンシェ型には、深型(シャンティーヌ型)というものがあります。こちらは名前の通り、通常のフィナンシェ型より7mmほど深くなっています。
深型は、フィナンシェを分厚くふんわりとした食感のフィナンシェを作る事ができます。
また、おへそのあるフィナンシェを作ることができます。(「フィナンシェ」と調べた時に一番上に出てくるアンリシャルパンティエのような)
おへそのあるフィナンシェを作りたくて色々試作してみたけど、普通のフィナンシェ型ではできなかった。でも、深型の型を使えば綺麗にできたよ
まとめ
フィナンシェは、レシピだけでなく型によっても仕上がりを変える事ができます。
自分の自分の好みのフィナンシェを研究してみるのも楽しいですね♪
フィナンシェのレシピもぜひご利用ください