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お菓子作りの注意点、衛生管理について

お菓子は「食べ物」

しろきlogでは、おうちで作ることのできるレシピなどを紹介していきますが、お菓子は人が食べるものです。
材料の管理、作っているとき、出来上がってから食べるまでの保管などしっかりとした管理が必要です。

管理を怠ることで、カビなど病気や食中毒の原因となる菌がつき、そのお菓子を食べたことで体調を崩してしまったり、取り返しのつかないことになってしまう可能性も出てきてしいます。

誰にでも自信を持って食べてもらうためにも注意するべきことを確認していきましょう。

本当に怖い食中毒について

食中毒とは、食中毒を起こす元となる細菌やウィルス、有害な物質のついた食べ物を食べることによって、下痢や腹痛、発熱、吐き気など様々な症状が出る病気のことです。
食中毒の原因によっては、発症までの時間や症状は様々です。

ときには命にも関わるとても怖い病気なのです

お菓子の食中毒はどうして起こるのか

食中毒が起こるのは
オーブンで焼く工程がない、焼いた生地にさらに手を加えるものに多いです。

焼き菓子は、オーブンで焼くする工程で食中毒の原因となる菌はほとんどの場合死滅します。

しかし、オーブンで焼く工程のあるお菓子でもシュークリームなどのクリームを詰めたりするお菓子は注意が必要です。

また、焼き菓子であっても包装をする時の人の手や道具などを介して、菌が付着し、増殖していくこともあります。

お菓子作りで気をつけたい菌3つ

お菓子作りで気をつけたい代表的な菌、ウィルスは主に3つ

サルモネラ菌、ノロウィルス、黄色ブドウ球菌です。

サルモネラ菌

十分に加熱していない卵や乳製品が原因となります。

市販の卵は、生のまま食べることも想定されているため、ほとんどの場合は心配する必要はありませんが、稀に、サルモネラ菌が繁殖してしまっている卵もあるため、

加熱の際は、75℃で1分程度、または65℃で5分以上の加熱を心がける。
卵を触ったら、必ず手洗い
を行うようにしましょう。

ノロウィルス

食中毒といえばノロウィルスを連想する方が多いかもしれませんね。

細菌よりも小さく、手などに付着し、そこから体内に入って感染します。
また、感染した人の触ったお菓子でも感染が広がります。

焼き菓子など粗熱を取るために、テーブルの上に長く放置していると、ノロウィルスが付着することもあるようです。

こまめな手洗い、作業場の拭きあげを心がけ、少しでも体調が悪いなと感じた際は、お菓子作りをお休みしましょう。

黄色ブドウ球菌

人の皮膚、鼻や口の中にいる菌で、指の切り傷やひどい手荒れがあると菌が繁殖していることがあります。

指輪などのアクセサリーや爪の内側に菌が繁殖している場合もあります。

お菓子を作る際は、アクセサリーは外し、手に傷がないことを確認し、しっかりと手洗いをしてから作業を始めましょう。
また、手に傷がある際は、使い捨てゴム手袋を着用しましょう。(使い捨てゴム手袋は、常に着用していてもいいです。

安心安全なお菓子作りのために

安心安全なお菓子作りのためにできることは主に、

自己の衛生管理道具の衛生管理があります。

自己の衛生管理

自己の衛生管理には、体調管理、手洗い、マスクの着用、使い捨て手袋の着用、帽子の着用などがあります。

体調管理は、体調が少しでも悪いと感じた時は、お菓子作りをしない
うっかりミス思わぬ怪我の原因にもなるので、お菓子作りはあきらめましょう。

手洗いは、作業を始める時や一つの作業が終わった時など、こまめに洗剤を使用して洗いましょう
(使い捨ての手袋を着用している際も同じ頻度でしっかりと手洗いをしましょう。)

マスクの着用は、思わぬくしゃみや会話での飛沫を防ぐことができます。
1人で黙々と作業する方でもくしゃみは出てしまうかもしれないので着用することをお勧めします。

使い捨ての手袋を着用は、手の傷や爪の内側など汚れの洗い落としがある際でも、お菓子に菌がつくのを防ぐことができます。(使い捨ての手袋を着用している際もこまめな手洗いを徹底しましょう)

帽子の着用は、髪の毛の混入を防ぐことができます。(異物混入で一番多いのは、髪の毛と言われています。)
また、髪の毛が長い方は帽子を被ることで髪の毛をかき分けることなく快適作業ができます。(髪の毛を触る機会を減らせるため清潔です。)

どれもやろうと思えば簡単に行えることだと思うので、やれることから実践してみましょう。

道具の衛生管理

道具の衛生管理では、ふきんと道具の消毒、服装についてです。

ふきんは、手を拭く用と作業台を拭く用、洗った道具を拭く用の3種類用意するようにしましょう。


手を拭く用は、手を洗って清潔になった手を拭く用に、乾燥したふきん。

作業台を拭く用は、作業台に付いたクリームや粉などを拭き取る用に、濡れたふきん。

(作業の合間の手を洗うタイミングなどで一緒にふきんを洗いましょう)

洗った道具を拭く用は、洗った道具を拭くように、乾燥したふきん。

3種類とも、毎回お菓子作りが終わったら洗濯をするなどして清潔なふきんを保ちましょう。

道具の消毒は、ゴムベラやフエ(ホイッパー)など、使う道具にアルコールを吹きかけて消毒をしましょう。
よくある勘違いは、アルコールを吹きかけた後に、ふきんで道具を吹き上げてしまうことです。
(アルコールについては別途記事を準備中)

服装は、お菓子を作る時専用の服を用意することをお勧めします。
外に来ていった服には、ゴミ夜勤など目には見えないゴミが付着しているためです。
また、専用の服やエプロンがあると、気持ちも切り替えられるのでより美味しいお菓子が作れますね♪

まとめ

いかがだったでしょうか?

お菓子を作るときに気をつけたいこと、衛生管理について、この記事を読んでお菓子作りに取り入れていただけたら嬉しいです♪

今後も、衛生についてはちょくちょく記事を作って行けたらいいなと考えています。(なぜコックコートは白いのか、白は命を守る色などなど)

ここまで読んでいただきありがとうございました!!

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